2014年10月21日火曜日
スーツの袖口の話し
こんばんは。
明日は久しぶりに一日のんびりサーフィン。
波がありそうで良かった。とにかく楽しみです。
ただ天気は悪そうですけど・・・
日本海か伊勢か迷っているところです・・・
ん~、なんか土日休みの会社員だったころの金曜日な気分です笑
ジャケットの袖口も解放気味(笑)
ウソか本当かわかりませんが、イタリアでは
「よっしゃ、今日はゆるくいこうぜ」 という開放的な気分の時には
袖口の釦を多く外すんだとか。
そんなことで、わたくしも今日は3つ開け。
明日が楽しみでそんな気分というわけです。
(別にイタリア信者なわけではありません笑)
このように、
ジャケットの袖口の釦を開けられるようにする仕様を
「本切羽」 ほんせっぱ といい、
オーダースーツやジャケットでは、代表的なディテールのひとつなのですが
通常の袖口
本切羽
イタリアでは 「手が込んでます」 というポイントになるので
高級なスーツ、ジャケットの代表的な人気ディテールです。
しかし、英国・サヴィルロウの老舗テーラーでは
本切羽にしないお店も多いようです。
袖にボタンホールを開けてしまうと後々、袖の長さを調整できなくなるためだとか。
これは
古い物を受け継ぐ伝統があり、父から子へスーツが受け継がれる際に
袖の長さを調整できなくなるとまずい、ということらしいです。
実際に子供にスーツを受け継ぐ人が居るのかはわかりませんが
まぁ、そういった伝統を重んじた仕様、ということだと思います。
だって、袖はなんとかなったとしても、身長差が大きい場合、
着丈を直したら、ポケットの位置がおかしくなりますよね笑
それに、実際にそういったところにスーツを仕立てに来る人というのは
かなりお金持ちな人だけでしょうから、息子の分も新しく仕立てるでしょうし笑
まぁ、本当のことはよくわかりませんが(知っている人が居たら教えてください)
本切羽といっても、本物、正式なスタイルがこれ、というわけではありません。
なので、スーツやジャケットをオーダーいただく際にも
お客様のイメージされているスタイルや予算などを考慮して
オススメしたり、オススメしなかったり。
実際に本切羽にしたから格好良くなる、というわけでもありませんしね。
ただ、
「ちょっと良いスーツを着てますよアピール」 が出来、
ちょっとだけ見栄を張ることが出来るのは確かです笑
ちょっとだけですよ。
さてさてそんなスーツの袖口の話しでした。
スーツにご興味のある方ならよくご存じかと思いますが
今まで特にスーツの袖口なんて意識したことなかった・・・
という人は、覚えておくと話しのネタになるかも知れませんね。
本切羽のスーツで仕事している人は
開け過ぎに注意しましょう!
やる気のないやつと思われるかも知れませんよ笑
でも、そんなに袖口の釦を開けてる人なんてほとんど居ないか・・・
ではでは今日はこのへんで~!!
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