2015年2月6日金曜日

MOATのオーダースーツ


こんばんは。



本日は 「ドレス」、「カジュアル」 二つの顔を持つ


SURF & TAIOR "MOAT"



TAILOR な部分




卒業式、入学式などに向けて


スーツをオーダーするなら、今です! 今でしょ、いま!! 恥ずかしいので小さく。


いま、オーダーいただくと、仕上がりは3月10日頃ですので


卒業式は日程にもよりますが、入学式には余裕で間に合いますね。


格好良いお父さんで決めてください笑





今日は、


この春夏シーズンにオーダーしていた自分用スーツが仕上がってきましたので


それを紹介しようと思います。



選んだのはこのバンチブック(生地見本帳)から







『 HARRISONS OF EDINBURGH 』

赤いバンチブックがトレードマークの 「ハリソンズ」 

高品質かつ豊富な服地コレクションは、紳士服の聖地ロンドン・サヴィルロウは勿論、

イタリアや日本など世界中の名門テーラー、オーダーサロンで取り扱われ、

欧州の王侯貴族をはじめとした世界中のVIPから愛されている

英国を代表する服地商です。




その名門ハリソンズの生地コレクションのひとつ


「MYSTIQUE」 ミスティーク

春夏シーズンに最適なドライな肌触り、軽くて快適な着心地。

ライトウェイトながらも耐久性があり、

派手な光沢感はないものの、非常に仕立て映えする

ビジネスマンにも人気の平織の高級生地です。




比較的スタンダードな色柄が多いですが、マニアックな柄も入っていたり。


ステキなコレクションです。
















これなんか、とてもマニアックですね。


ミリタリーを思わせる、オリーブグリーンに赤色の格子。


これだとジャケット単品を仕立てるのも良いかも知れませんね。









少し脱線しますが、ここでスーツオーダーの簡単な流れを説明しようと思います。


気にはなるけど、『オーダー』ってどうやるの?


まったく想像がつかない、という方も多いと思うので。



①カウンセリング

スーツをオーダーすることが決定したらまずはカウンセリング。

と言っても、難しいことではなく、どのようなシーンで着用するか、

スタイルの好み、予算などを伺います。


②生地選び

ざっくりとカウンセリングによって、得た情報をもとに

数百種類の生地の中から、オススメの生地を提案いたします。

着用シーンが完全に特定できていれば、

合せる靴の色、カタチ、ネクタイやシャツをどう合わせるか、

なども大きなポイントになりますので

その点も考慮してコーディネートについて話し合いながら、

生地を一緒に選んでいきます。


③採寸

生地が決定したら、次は採寸。

採寸しながら、体型のチェックをしていきます。

体型のクセをスーツの仕立てに反映するためにチェックするわけです。

実は典型的な標準体型の人というのはほとんどいません。

たとえば、左右の肩の高さが違う、猫背、いかり肩、スポーツマン体型などなど。

最終的に、パンツのシルエット、ジャケットのサイズ感などは

サンプルを着用いただき、仕上がりのイメージをチェックしていただきます。


④細かいディテールの決定

ポケットのカタチ、ボタンや裏地、その他のオプションなどを決定します。


⑤お会計

お支払はオーダー時にお願いしております。


⑥お渡し

約1か月後(納期はシーズンによって異なります)

仕上がり次第すぐに、ご連絡を差し上げますので、

再度、ご来店いただき、フィッティング、そしてお渡し。





という流れです。


この流れの中で一番楽しくもあり、悩むポイントが生地選び!


生地は本当にたくさんありますから迷ってしまうんです。


↑のような生地サンプルを見ながら


「あーでもない、こーでもない」なんて言いながら。




「紺の無地で!」


とご来店下さったお客様がグレーのチェックを選んでしまう


なんてことも日常茶飯事です笑






さて、そろそろ話しを本題にもどして、スーツの紹介を。


今回私がオーダーしたのは茶色の生地でダブルのスーツ。


やや古臭い感じ、格好良く言うとクラシックな笑感じを出したかったので


こんな生地を使いました。






 
でも、実はこれはもう廃盤になってしまった生地なので


今はもう手配出来ません。


去年、品切れ直前にスーツ1着分の生地の量だけ


先に抑えておき、店頭で寝かせていた生地なんです。





たびたびお客さんにはオススメしていたのですが


この生地はちょっと・・・出来上がりのイメージがわかないよ笑


といった具合に敬遠されつづけ、なかなか引き取り手が見つからなかったので


とうとう自分で使ってしまいました・・・結果的に大成功。


狙い通りの感じになってくれましたので。






HARRISONS OF EDINBURGH  
"MYSTIQUE"

Made In Scotland  240/260gms
100% Wool
SINGLE SUIT ORDER ¥110000(税抜)~
※ダブルのジャケットはオプションで別料金





そうそう、パンツは今回、プリーツを入れました。


いわゆる1タック、ワンタックというやつです。


最近は既成ではほとんど売ってませんね。


股上も深く、腰回りにゆとりのあるパンツにしました。









ちなみに、私はほとんどベルトループを付けません。


こっちの方がすっきりしていて好きなんです。


痩せることはまずありませんので、ぶかぶかになってずり落ちることはないし


なんとか体型を維持しようと頑張りますが、


もし太ったらウエストをちょっと出せば良いだけですから笑





あと、裏地は同系色でまとめてました。





 









スーツを買おうと思ったとき、スーツ屋さんやセレクトショップで


好みがドンピシャな色柄のスーツがあれば良いですが


生地から選んで、ぴったりのサイズを作っても


価格にはそれほど大差はないんです。


もちろん、生地の値段によって


5万円台~15万円くらいまで、と大きく値段が変わりますが


当店でオーダーいただくお客様の平均的なオーダー価格は


7万円~10万円くらい、と大手セレクトショップで買うスーツと


ほとんど同じような価格なわけで。




ん~、長々と書いてしまいました。


こんなに長くなるつもりではなかったのですが・・・




まぁ、春夏スーツを作るには今は良い季節ですので


気になる方は是非一度ご来店くださいませ。









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